Eins&Zwei (アインス アンド ツヴァイ)です。
本日は、以前お伝えしましたこちらの詳細です…
this year’s model ／７,４００yen (+tax)／RONDADE
何を、どうして、どのように、撮るか、ではなく、なぜ、何が、どうして
そう見せるのかという写真になった後のありようにこそ、彼の対象やまなざしは
一貫して向けられている。
彼の写真からは読み取りやすいコンセプトや物語といった要素をダイレクトに
感じるとることはない。
それは単にコンセプトや意味がないということではなく、撮ること、
定着され方そのものに執着することが写すという行為の発動であり、
コンセプトになって突き動かされているように見える。
切り取るという行為は、見た事がないもの、その先にある物を見てみたいという
彼の動機そのものと同調し定着されていく。
彼の作品に見られる透過、反射、反復、レイヤー等が絡み合う写真は
まさに写す動機そのものを体現し、イメージとしての意味をすり抜け単に
一つのビジュアルの複合体として私たちの前に提出される。
今回制作された作品集はこの特徴的な視点を端的に構成することで、
ページを開いて行く時の関係性を捨てさり、一枚一枚のビジュアルの持つ力に
フォーカスさせる作りになっている。
そしてその写真の束をアクリルに単純に挟み込んだようなオブジェクト（作品集）
はより写真のイメージをシャープに増幅させ、彼が切り出す作品のありよう
そのもののようである。
”写真というのは目の前の現実空間をカメラという光学機器によって二次元
へと変換することだ ”
この変換の際に起こる変化は劇的で、精巧にコピーすればする程実際の
目の前から遠く離れていくという矛盾を持つ。
平面へと変換されてしまったものをイメージと呼ぶなら、このイメージ
となってしまったものにこそ興味がある。
感情や、物語や、論理を超えてイメージとなってしまい写ってしまったと呼ばざる
をえない何か。このイメージになぜ心が動かされるのか、何が心を動かすのか、
言葉を超えて発生するその力の在処を探りたい。
まとめるための動機ではなく、撮り続けるための、自分が驚き続けるための動機は
イメージの力を信じるところにしかない。
（オフィシャルサイト 参照）
内容はもちろんですが、こちらの写真集は装丁がシンプルながらも
建築的なアプローチのデザインになっています。
こちらの装丁はedition.nord秋山伸氏によるものです。
「ENバインディング」という製本方法が用いられ、接着でのみアクリルと
本文が製本され、180度の開閉が可能となっています。
そして３パターンの表紙イメージシートが付いており、それを入れ替える
ことにより表紙イメージを変えて楽しむことができます。
入れ替えのシートの一枚は、当店でもお馴染み”howse”の店内となっているので
そちらも見逃せないところです。
ぜひ多くの方に手にとって頂き、現物をご覧いただきたい写真集です。
また今回の写真集繋がりで、こんな展示が今週の土曜日まで行われています…
RE-PLAY展
photograph/GO ITAMI
display/RONDADE
WoodBase by howse
期間：2/13（金）～2/21（土）
時間：11：00～19：00
定休日：日曜・月曜
場所：howse
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-13-24 ２F
TEL:06-6147-8834
WoodBaseと名付けられた木の層の土台は使われる前が
一番美しい状態なのかもしれません。
見る、立てる、重ねる、組み合わせる。
目の前にある物に名前がつけられ、使用目的がそのものに付け加える前の
状態を組み上げ映し出し物と私たちの間にある輪郭のような部分に
フォーカスした展示をします。
何かを見つけて削っていたらこんな形になってしまったけれども
どうしてそのもの自体に惹かれるのだろうという問いのようでもあります。
howseから発売されるWoodBase（プロダクト）をRONDADEが見立て
伊丹豪が写真を撮りました。
（以上資料参考）
WoodBase
素材 ・本体/蓋/底板：構造用合板 ・柱部：ホワイトアッシュ
サイズ ・１７０mm×１００mm×１００mm
価格 ７,０００yen (+tax)
※ 当店では現在完売しておりますが後日再入荷予定です。
Buddy Optical／howes 池原氏曰く…
“展示と言ってはいますが決して
強いです”
とのことなので、アミューズメント感覚で見に行かれても良いかと思います。
ぜひお近くにお越しのお立寄頂ければと思います…
明日は定休日となっております。皆様のまたご来店、心よりお待ちしております…
※ ２／１６より営業時間が変更になりました
OPEN：１２：００〜２０：００ CLOSE：水曜日